税金の種類を勉強しましょう
日々、国民を悩ませているのは税金という仕組みですね。
税率が上がる一方で、苦しい思いをしている人は多いと思います。
今回は、そんな税金のお話。
【税金】
国や地方公共団体が、国民や会社などから集めているお金。
国や地方公共団体の活動の費用にあてられている。
【税金の種類】
・国税 ・・・・・・国が集める税金。
・直接税・・・・・・税金を納める人と実際に税金を負担する人が同じ税金。
・間接税・・・・・・税金を納める人と実際に税金を負担する人が異なる税金。
【主な税金】税金の集められ方
・所得税・・・・・・会社に勤める人や商売をする人の所得にかかる税金。
・法人税・・・・・・会社の所得にかかる税金。
・消費税・・・・・・商品やサービスの値段に一定の割合でかかる税金。
(代金と一緒に払い、店などが税務署に納める)
・住民税・・・・・・市区町村などの住んでいる地域に納める税金。
・固定資産税・・・・・・土地や建物を持っている人にかかる税金。
※所得は、収入からそれを得るためにかかった費用などを差し引いたもの。
【累進課税】
消費税はみな同じ割合でかかるため、収入の少ない人ほど負担は重い。
これに対し、所得税など所得の多い人ほど払う税金の割合を高くしている税もある。
この仕組みのことを累進課税と言う。
直 ・所得税 ・住民税 ※関税ー輸入品にかけられる税
接 ・法人税 ・事業税
税 ・相続税 ・固定資産税 ※事業税ー個人や会社が行う事業にかかる税
間 ・消費税
接 ・関税 ・地方消費税
税 ・酒税
【公債金】
国が国民から借り入れた借金のこと。
ここ20年ほどで大きく増えている。
【社会保障関係費】
国民の生活の保障に必要な費用。
【国債費】
国が借りたお金の返済や利子を支払うための費用。
地方公共団体の財政の格差をならすために、国から地方公共団体に配分される費用。
ー国の収入の半分近くが借金ー
国は国債という証書を発行して国民から借金をし、収入の不足を補っている。公債金。
借金は返す必要があるため、国債を大量に発行する(国の借金が増える)とその返済の負担を将来の人々にも負わせることになる。
【自主財源】
地方公共団体が自ら集めることの出来る財源。
地域の住民や会社が納める地方税が大部分をしめる。
【依存財源】
・国庫支出金・・・・・・使い道が指定されている
・地方債・・・・・・借金 などが含まれている。
※現在、多くの地方公共団体の財政は自主財源が少なく、依存財源に頼らざるおえない状況である。
【所得の再分配】
所得の多い人から税金を多く集めて、社会保障制度を通じて所得の少ない人に分配し、所得格差の改善をはかるしくみのこと。
ーいかに歳入を確保するかー
財政難の地方公共団体は歳入(収入)を増やすため、働く世代の移住や会社の誘致などを積極的にすすめている。
ふるさと納税制度を活用し、地域に住んでいない人々から多くの寄付金を集めている地方公共団体もある。
【日本の社会保障制度の4つの柱】
・社会保険・・・・・・国民から保険料を集め、病気や失業の時に老後の生活の保障のために保険金を給付したり介護サービスを提供したりする。
・公的扶助・・・・・・生活保護とも言い、生活の苦しい人々に対して生活費・医療費などを国が支給する制度。生活保護法に基づく。
・社会福祉・・・・・・児童や身体障害者、高齢者など働くことが困難な人々を保護・援助する制度。児童福祉・障害者福祉・高齢者福祉などがある。
・公衆衛生・・・・・・病気の予防や環境衛生の改善をすすめ、国民全体の健康の増進をはかる。保健所の活動などがこれにあたる。
【社会保険】
・健康保険(医療保険)・・・・・・病気などの場合に支給。
・年金保険・・・・・・老後の生活の保障のために支給。
・介護保険・・・・・・介護が必要な人がサービスを受ける。
・雇用保険・・・・・・失業した場合、一定期間支給。
国が、生活が苦しい全ての国民に対して必要な保護を行い、最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助けることを目的とする法律。
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いかがでしたでしょうか?
わたしは税金の知識が乏しいまま社会人になった時、こんなにも色々な税金があることに驚愕しました。
納税の仕組みは知らないでは済まされない国民の義務ですね。
ですが、言うとおりに納め続けている国民の皆さん。凄いと思います。
国に言いたいことは沢山あると思いますが、それを我慢し全ての人が平等でいなければいけないと考える国民性は素晴らしいなと思うんです。
わたしは日本が大好きです。
国の無駄遣いなどが問題視されておりますが、少しでも景気が良くなり国民のみなさんの生活にゆとりが出る未来を信じて、これからも真面目に納税していこうと思います。
では、また^^