地震の知識を復習
最近、頻繁に起こり心配されている地震。
いつ南海トラフや、首都直下地震が起こってもおかしくない状態だとも言われていますよね。
色々な場所で急に起こる大地の変動は、人々にはどうすることも出来ない自然災害です。
さて、そんな地震ですが。
正しい知識を持てていますか?
今一度、一緒に復習してみましょう♪
【地震とは】
地下の岩石に大きな力が加わって、岩石が破壊されたときに大地が揺れ動く現象。
【震源とは】
地下で地震が発生した場所のこと。
震源から観測地点までの距離を・・・・・・(震源距離)と言う。
【震央とは】
震源の真上の地表の地点を言う。
震央から観測地点までの距離・・・・・・(震央距離)と言う。
【初期微動】 初めの小さな揺れのこと。
【主要動】 初期微動の後におこる大きな揺れのこと。
【P波】 伝わる速さの速い波。初期微動を起こす。 毎秒5~7km
【S波】 伝わる速さの遅い波。主要動を起こす。 毎秒3~5km
※S波が届いている間も、P波は伝わり続けている。
地震の揺れの伝わり方は、震源から速さの異なる(P波・S波)が同時に発生。
四方八方に伝わるため、同じ時刻に揺れが始まったところを曲線で結ぶと、
震央を中心とした同心円状になる。
【初期微動継続時間】
P波が届いてからS波が届くまでの時間。
震源からの距離が大きくなるほど、初期微動継続時間は長くなる。
※震源からの距離と初期微動継続時間は比例する。
【マグニチュード・M】
地震の規模(エネルギーの大きさ)を表わしたもの。
※マグニチュードが1大きくなると、地震のエネルギーは32倍になる。
【震度】
地震の揺れの大きさを表わす。
0~7の10段階がある。
震度5、6はそれぞれ強と弱の2階級ずつがある。
震度はそれぞれの観測地点によって異なり、普通は震源から遠くなるにつれて小さくなる。また、震源からの距離が同じでも、土地の性質によって震度が異なる場合があり、地盤が軟らかい地域ほど大きくなりやすい。
【プレート】
地球の表面を覆う十数枚に分かれた厚さ100kmほどの岩石の層。
大陸が乗っているプレートを大陸プレート。
海底をなしているプレートを海洋プレート。
プレートは1年に数センチの速さで移動し、プレートが動くことによって地下の岩石に大きな力が加わり、地震となる。
日本付近→ (海洋プレート)が(大陸プレート)の下に沈み込んでいる。
沈み込む海洋プレートが大陸プレートを引きずり込み、大陸プレートのひずみが大きくなって耐えきれなくなると反発して地震が起こる。
プレートの境界で起こる地震は規模が大きく、海底で起こるため津波が発生することがある。
【液状化現象】
海岸の埋め立て地や河川沿いの砂地で、地震の揺れによって地面が液体状になり急に柔らかくなったり、泥が吹き出したりする現象。
建物が傾いたり、下水管が浮き上がったり、地面が泥水で溢れたりする。
【緊急地震速報】
P波とS波の速さの違いを利用して、先に伝わるP波をとらえてコンピューターで分析。
S波の到着時刻や震度を予想して素早く知らせるシステム。
震源に近いと速報が間に合わない場合もある。
※震度4以上が想定される地域でないと鳴らない。
どうでしたか?
マグニチュードと震度の違いはゴチャゴチャになっている人もいるのではないでしょうか?
緊急地震速報の音はとても恐いですが、揺れが来る前に分かると少しは身構えたり火の元を確認することができるのかなと思いますね。
いつ来るのかわからないですが、慌てず自分や家族の身を守れるように対策していきたいですよね。
では、また^^